Trezor(トレザー):ハードウェアウォレットの使い方マニュアル

Trezor(トレザー):ハードウェアウォレットの使い方マニュアル

安全に仮想通貨の管理ができるハードウエアウォレットTREZOR(トレザー)とは?

TREZOR (トレザー)は非常に小さなハードウエアウォレットであり、近年では世界でも100カ国以上で標準的に使用されているウォレットです。

電源の必要がなく、USBでPCに接続するだけでブラウザからウォレットを利用でき、デバイス内に安全に保存された秘密鍵がその外に漏洩することもありません。

PCで入力される情報がウイルスやマルウェア、キーロガーで読み取られたとしても、物理的にデバイスと暗証番号とが揃わない限り送金することが不可能であるため、TREZOR (トレザー)を使うとビットコインを安全に保管・使用することができるのです。

さらにTREZOR(トレザー)には最新の暗号技術が使われており、そのソフトウェアは全てオープンソースとして公開されています。
それは、中身を監査することで、透明性を確保し、バックドアが存在せず、安全性を保証しています。

また、通常のビットコインアドレスと同様、シードの文字列を紙に印刷するだけでバックアップが可能であり、その文字列からいつでも別のデバイスにレストアすることが可能。

日本のamazon.co.jpでも購入可能ですが、あまりに安いものは中古品の可能性がある為、注意が必要です。
それは、中の仕組みを変えられている可能性がありますので、正規ルートでの購入をおすすめ致します。

■ TREZOR (トレザー)使い方

簡単か手順ですぐに利用可能です。

・専用のアプリをインストールする
(Windows、Mac OS、Linux、Android含むあらゆるOSで、使用する事ができます)
アプリインストール後はアプリの指示に従うだけです。

TREZOR (トレザー)を機器に接続し、パスワード、リカバリーコードの設定これが終了すれば使用可能です。

■TREZOR (トレザー)がおすすめである理由

『強固なセキュリティ』
数あるウォレットの中でもセキュリティが高いといわれているTREZOR (トレザー)の理由

■セキュリティ対策①秘密鍵

秘密鍵は、自分だけが知っているものであり、秘密鍵を持たずにコインを売買すごいることはできません。
ウォレットを使う場合は運営業者が管理をしますが、TREZOR (トレザー)はこの秘密鍵の管理が厳重であり、ユーザーにも伝える事はありません。

またハッカーなどによる構造の解析が難しいセキュリティとなっており、被害があったというニュースは現在の所ありません。

■セキュリティ対策②署名

暗号資産を送金する時に署名をする必要がありますが、署名をする事によりそのビットコインは誰が持っているものかどうかが分かるようになっています。
現金に名前署名する事はできませんが、暗号資産には署名が可能になったことにより所有者がわかる仕組みになっています。
署名をするには、秘密鍵の入力が必要ですが、トレザー(Trezor)は、秘密鍵を厳重に守る事によりこの署名を第三者から守っているのです。

トレザー(Trezor)は所有者にも秘密鍵を伝える事が無いので、ユーザーは送金時に毎回TREZOR (トレザー)に「〇さんに1BTCを送りたい」という旨の内容を送信します。
ユーザーは送金時に毎回TREZOR (トレザー)を通すシステムなので、所有者以外に情報が洩れる事がないのです。

■セキュリティ対策③ウイルス対策

ソフトウエア面でどれだけセキュリティを強固にしていても、パスワード等が、盗まれてしまわないか不安な面があります。
TREZOR (トレザー)では画面上だけでなく、端末から暗証番号を入力しなければ送金をする事はできません。

トークン管理のコールドウォレットにハードウエアのTREZOR (トレザー)があれば、安全に複数のウォレットと連携しながら管理することができます。
大事な資産を守ってくれるツールとしては、かなりお値打ちに感じるはずです。

手軽に持ち運べますが、紛失しやすいものでもあるので、端末の管理は個人で厳重にしておく必要がありそうです。