Ledger(レジャー):ハードウェアウォレットの使い方マニュアル

Ledger(レジャー):ハードウェアウォレットの使い方マニュアル

Ledger Nano Sは、 フランスのLedger社が製造するハードウェアウォレットLegerシリーズです。
パソコンのUSB端子に接続することで、通貨を送金できます。
ちなみにウォレットとは、仮想通貨の管理に必要となる「秘密鍵」を保管する媒体で、仮想通貨取引所を利用している場合、「秘密鍵」の管理は仮想通貨取引所が行いますが、取引所を利用せず仮想通貨を自分で管理するときは、ウォレットを利用して自分で保管する必要があります。

■ Ledger (レジャー)の良い点

良い点①対応通貨が多い

対応する仮想通貨の数は1200種類以上で、この1台で多くの通貨を保管できる事です。
TREZORですと仮想通貨のリップルは保管できませんので、リップル用のハードウェアウォレットをもう1台用意する必要があります。
しかしLedger (レジャー)であれば、主要仮想通貨ビットコインやイーサリアムもリップルも1台で管理できますので、別のウォレットを用意する必要がありません。

良い点②強固なセキュリティ

ハードウェアウォレットは、インターネットと切り離して保管できるため、セキュリティを高く保つ事が可能です。
もしLedger (レジャー)自体を盗まれてしまっても、PINコードを入力しなければ通貨を移転することはできず、リカバリーフレーズを使う事で、別の端末から秘密鍵を呼び出すことができますので、紛失のリスクにも備えることができるのです。

良い点③複数のアカウントの使い分けが可能

Ledger (レジャー)では、同じ通貨において複数のアドレスを管理できます。

銀行口座で例に、複数の口座を管理できるということは、自分の分と家族分、個人と法人用の通貨を分けて管理するなど、使い方の用途が多数あるという事です。

■Ledger (レジャー)購入時の必須事項

非正規店からの購入は絶対にやめておきましょう!

Ledger (レジャー)は、正規店から購入しないと安全性を担保できないハードウエアウォレットです。

Ledger (レジャー)はリカバリーフレーズさえあれば別のLedger (レジャー)から秘密鍵を復元できてしまうのです。
悪意のあるLedger (レジャー)販売店がリカバリーフレーズを事前に控えておき、利用者の秘密鍵を入手して、資産を盗み出すことができてしまうということなのです。
購入しようとしているお店が悪意のある販売店かどうかを見極めることは難しいため、正規店から購入することをおすすめします。

■Ledger (レジャー)初期設定方法

Ledger (レジャー)の設定方法は、以下の手順で行います。

Ledger Nano S (レジャーナノS) 使用前の準備

  • PINコードの設定
  • リカバリーフレーズの書きとめ
  • Ledger Liveのインストールとデバイス選択
  • セキュリティチェック
  • パスワードの設定

説明書の手順と同じく、公式アプリのインストールを済ませておく必要があります。

またパソコンやスマートフォン、タブレットとの接続も可能ですが、パソコン以外の場合は別途接続※OTGケーブルを購入する必要があります。

※OTG
USB On-the-Go(以下OTG)は
USBデバイスをパソコンと接続することなく、USBデバイス同士やスマホとUSBデバイスを直接接続することができるUSBインターフェース規格になります。

上記OTGはLedger (レジャー)での利用も正式発表されていますので、パソコンをお持ちでないユーザーには有難い仕組みですね。

Ledger (レジャー)を日本の正規販売代理店で購入した場合、不明点をメールかチャットで問い合わせれば日本人スタッフが教えてくれるなど、サポート体制も万全なので、初心者の方にはおすすめです。